近江紅茶

日本茶発祥の地 近江

滋賀県大津市にある日吉大社に伝わる「日吉社神道秘密記」には
西暦805年(延暦24年)に延暦寺開祖最澄が唐からお茶の種を持ち帰り、
比叡山々麓(現在の滋賀県大津市坂本地区)に植えて栽培したことが記録されています。

そして、この茶畑は現在も坂本地区の日吉茶園として残っています。
これが滋賀県(近江)が日本茶発祥の地と言われる理由です。

そして近江紅茶へ

日本紅茶の歴史は、明治時代に遡ります。

当時、輸出用紅茶を産業化することを検討するようになり
そのことにより全国に紅茶教習所が作られました。

紅茶教習所では、日本産紅茶の生産が研究され、日本の紅茶は「この上ない素晴らしい味」と
英国公使館からも言われるようにまでなりました。

 

滋賀県では西暦1879年(明治12年)に勧業局が土山村(現在の滋賀県甲賀郡土山町)に紅茶伝習所を設けました。

その時代にはアッサム種などの紅茶のための品種が栽培され紅茶が生産されていました。

しかし、インド・スリランカ産の良質紅茶に押され存在が薄くなっていきます。

 

しかし再び日本産紅茶(和紅茶)の渋みが少ないまろやかな味わいが再評価されだしました。

そして土山では緑茶品種を使った和紅茶がここ数年で研究されてきました。

現在、渋みが少なく、ほのかな甘みのあるストレートでも飲みやすい近江紅茶 頓宮が誕生しました。